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キャンパスから生まれるナラティブ 
金沢医科大学惭础骋础窜滨狈贰:惫辞濒.02

在宅看护の本质は
「家に居続ける」という
尊い目标を支える力。

看护学部 在宅看護学

前田 修子 教授

Shuko Maeda

住み惯れたわが家での疗养を必要とする人、望む人が増加しています。
在宅看护は、病院とは异なる「生活の场」で行う看护です。
前田教授は、その人のこれまでの生活や家族との时间を尊重した看护のあり方を追求しつつ、
看护のこれからを担う学生の教育に情热を注いでいます。

――滨苍迟谤辞诲耻肠迟颈辞苍

日本では、高齢化や家族構成の変化、医療技術の進化を背景に、自宅で療養生活を送る人が増えています。病気や障害の程度は同じでも、生活環境や家族構成、本人や家族の考え方は千差万別です。在宅看護にあたる看護師には、多様性や複雑性に対応した看護を創造し、その人、その家族らしい生活を支える力が求められます。金沢医科大学看护学部では、現場のリアルを想定した実践的な学内演習を経て、学生が情報収集から計画、実施、評価までの一連のプロセスに携わる「在宅看護学実習」を実施しています。在宅看護学を専門とする前田教授は、カリキュラムの設計や教材の作成から携わり、看护学部生が訪問看護の精神と実践的なケアスキルを確実に身につけられる教育環境を整えています。

看护の根底にあるのは「知恵と工夫で、いかに利用者の生活を支えるか」という情热。

――具体的な研究内容について教えてください。

「現場のニーズを可視化すること」を軸として、医療衛生材料の供給システム、在宅での感染管理、ICT/DXの推進、そして教育プログラムの開発など、その時々で現場が直面する切実な課題をテーマに据えてきました。なかでも大きな節目となったのが、在宅で膀胱留置カテーテルを使用する療養者の方々を10年以上にわたって追跡し、入院発生率を解析した研究です(2025年日本看護科学学会学術集会 優秀演題受賞)。一般に、膀胱留置カテーテルの長期使用は感染リスクを高めるとされていますが、解析の結果、感染リスクを抱えながらも年単位で入院を回避し、住み慣れた家での生活を維持できている実態が明らかになりました。

看护本来の思考プロセスを学ぶ场として、いまや在宅看护学実习は大きな役割を担っている。

――前田先生は、看护学部で在宅看護学関連の科目を担当されています。

在宅看护学の教育で最も力を入れているのは、実习における看护过程の展开です。在宅看护学の実习で、情报収集から计画、実施、评価までの一连のプロセス=看护过程の展开を実际に学生にさせているのは、全国の看护系大学のうち半数程度といわれています。在宅という多様な环境下では展开のハードルが非常に高く、临床と大学の紧密な连携体制や、十分な実习日数が确保できなければ実现が困难だからです。しかし本学では、実习施设の多大なるご协力のもと、学生が访问看护ステーションで実际に利用者さんを受け持ち、责任を持ってこの全プロセスを実践する実习を行っています。

――生活の场に入っていく在宅看护学実习は、学生にとって病院実习とは异なる难しさがあるのではないでしょうか。

これまでの看护基础教育では、看护过程の展开は主に病院実习で学ぶものでした。しかし现在は、入院期间が短期化し、治疗や疗养の场が在宅へと移行しています。「疾患と共に生きることを支え、その人自身が大切にしている価値観をケアに反映させる」という看护本来の思考プロセスを学ぶ场として、いまや在宅看护学実习は大きな役割を担っていると确信しています。
実习に向けては、学生が现场で戸惑うことがないよう、学内の演习段阶から在宅のリアルを想定した実践的なトレーニングを行っています。动画教材を活用した情报収集のトレーニングはそのひとつです。学生は纸の记録から情报を読み取ることはできても、実际の生活空间を観察してアセスメントする段阶でつまずきやすい倾向があります。そのため、実际の疗养生活の场面を撮影した动画教材を作成し、病院とは异なる「生活の场」からケアに必要な情报を読み取る観察眼を养っています。他にも学内演习から访问看护用电子カルテを导入したり、全国に先駆けて「在宅场面」に特化した翱厂颁贰(客観的临床能力试験)を実施したり、看护过程のレポート指导では、详细な到达指标(ルーブリック)を用いた评価とフィードバックを行ったりと、さまざまな取り组みを行っています。
こうした学内での準备を土台に、学生が现场で単なる「见学者」になることなく、日々悬命に在宅疗养をされている利用者様とご家族の生活の场へ、気持ちの上では「当事者」として入り込めることを愿い、実习へと送り出しています。

Profile
前田 修子 教授

  • 1996年3月 
    藤田保健衛生大学衛生学部衛生看護学科 卒業
  • 1998年3月 
    杏林大学大学院保健学研究科博士前期课程修了
  • 1998年4月?2000年3月 
    石川県立中央病院 看護師
  • 2000年4月?2001年3月 
    能登北部保健福祉センター(柳田村役场派遣)
    保健师
  • 2001年4月?2007年3月 
    石川県立看護大学在宅看護学 助手
  • 2007年4月?2010年9月 
    金沢医科大学看护学部 講師
  • 2010年10月?2013年3月 
    金沢医科大学看护学部 准教授
  • 2012年9月 
    金沢大学大学院医学研究科保健学専攻博士后期课程修了
  • 2013年4月?现在 
    金沢医科大学看护学部 教授